中部地区医師会、個人情報記載の胃がん集団検診問診票1名分を紛失
一般社団法人の中部地区医師会(沖縄県中頭郡)は8月20日、沖縄市で実施した「胃がん集団検診」の受診者情報(問診票)を1名分、紛失したと発表した。発表によると、同日午後2時に同会検診センター付近の住民から「書類が散乱している」との連絡を受け、 同会職員が現場に到着したところ、沖縄市胃がん検診受診者の問診票が散乱していた。他の職員も応援に入って付近を捜し、31名中30名分の問診票を回収したが、1名分が見つからなかった。これらの問診票は、胃がん検診車が検診終了後に同会センターへ帰る途中の午後1時頃、後部ドアが開いて落下したものと推測されている。後部ドアが閉じられているかを確認せずに走行したことが原因という。問診票には、氏名、性別、生年月日、住所、既往歴、自覚症状、現在の体調が記載されている。同会は担当課長より該当者に対し、お詫びと今後の対応について電話で説明した。翌日には自宅を訪問して改めてお詫びをした。また、今後の不信な連絡に備えて専用の相談窓口も設置する。同会は今後、原因調査と再発防止のための委員会を設置し、再発防止と個人情報のセキュリティ対策の強化に取り組んでいくとしている。
・本会検診センターの個人情報紛失について[PDF](中部地区医師会)
http://www.chubu-ishikai.or.jp/kensin_center/news/20150820.pdf
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