大阪市、保健福祉課で個人情報紛失相次ぐ~生野区、西成区
大阪市は2月15日と22日、2件の個人情報紛失について発表した。15日は、生野区役所保健福祉課において、個人情報が記載された生活保護記録簿(6冊)を紛失したことを明らかにした。1月19日、生活保護業務の一時扶助(おむつ代や病院への交通費等の支払い)等の業務を行おうとした際に、所定のロッカーに保管されているはずの生活保護記録簿6人分6冊が見当たらないことが判明したという。関係する書類やロッカー内、職員の机の中など調べたが発見できなかった。当該書類は、課外に持ち出すことのない書類で、生活支援担当の全職員に持ち出していないことを確認したことから、不要書類等と誤って一緒に廃棄処分した可能性が高く、個人情報流失はないと考えているという。区は該当者に対し、紛失状況の説明とお詫びをしている。22日は、西成区役所保健福祉課において、結核患者連絡票を誤って別の医療機関に送付したことを明らかにした。2月16日、病状把握のために、A氏の結核患者連絡票をB病院に送付すべきところ、誤ってC医院に送付した。20日午前、C医院の方がA氏の連絡票を保健福祉課窓口に持参したことで事態が判明した。両区の保健福祉課はそれぞれ再発防止に努める。
・生野区役所保健福祉課(生活支援担当)における生活保護記録簿の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/ikuno/0000157130.html
・西成区役所保健福祉課(保健担当)における結核患者連絡票の誤送付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/nishinari/0000158283.html