文科省の科学技術週間ウェブサイトに不正アクセス、個人情報が流出
文部科学省は12月28日、科学技術週間のウェブサイトから個人情報が流出していたと発表した。同省では、同サイトが改ざんされていたことを12月19日に公表し、詳細を調査中だとしていたが、調査の結果、流出が判明した。同省によると、システムに脆弱性があったことから、SQLインジェクションにより行事情報データベースに侵入され、科学技術週間登録機関データ、「2008年一家に1枚ポスター 配布協力科学館」データ、および「科学館についてのアンケート」データが不正にダウンロードされた。これらのデータには、登録機関担当者の氏名とメールアドレス853件、配布協力科学館の担当者氏名とメールアドレス154件、アンケート回答者のメールアドレス24件が含まれていた。同省では、問題のプログラムを修正し、ウェブサイト全体に第三者機関によるセキュリティチェックを実施する。個人情報が漏えいした人には、謝罪と不審メールについての注意喚起を行うという。
・科学技術週間ウェブサイトの不正アクセスについて(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/12/1314690.htm