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プライバシーマークとPIPA制度(DSIA)相互承認が終了

財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)は2008年から中国遼寧省大連市の大連ソフトウェア産業協会(DSIA)が運営するPIPA制度との相互承認プログラムを実施していたが、2016年9月で終了することを発表した。PIPA制度では日本企業が個人情報に関する業務を大連の事業者に委託する場合はPIPAマークを取得している事業者を選定の判断材料として活用することができたが、大連ソフトウェア産業協会からの要求により相互承認が終了した。

相互承認プログラムでは相互承認マークが発行されるが、マークの内容はプライバシーマークの「たいせつにしますプライバシー」が「protecting your PRIVACY」と英語表記されたものとなっている。このマークは2016年10月1日以降は無効となる。
相互承認プログラムは韓国情報通信産業協会(KAIT)におけるePRIVACYなどが継続して実施されているが、日米相互承認プログラムであるBBBOnLineプライバシーシールプログラムなどは過去に終了している。相互承認プログラムが終了する原因は、各国で浸透が進まず取得事業者が数十社程度に留まっていることが考えられる。

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