Pマーク付与事業者の2015年度事故報告件数は1947件と発表
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)は8月22日、2015年度にJIPDEC及びPマーク審査機関に
報告があったPマーク付与事業者の事故概要を公表した。
公表内容によると2015年度はPマーク付与事業者796社から1947件の事故報告があり、前年2014年度の768付与事業者1646件から約20%増加した。
ただし、Pマーク付与事業者数も前年度から増加していることから、付与事業者数のうち事故報告があった事業者の割合は5.4%であり、前年の5.5%とほぼ変わっていない。
事故内容の詳細は下記の通りとなっている。
■ 紛失 435件
■ メール 409件
■ 封入ミス 334件
■ 宛先間違い 311件
■ FAX 157件
■ その他漏洩 135件
■ その他 121件
■ 置き引き 29件
■ 車上荒らし 13件
■ ウィルス感染 6件
■ 配達ミス 5件
紛失が最も多く435件、次にメールの誤送信、封入ミス・宛先間違いなどの事故が続いている。最も多い紛失についての内訳は下記の通りとなっている。
■ 書類 239件
■ 携帯電話・スマートフォン 166件
■ ノートPC・タブレット 48件
■ USBメモリ 14件
書類の紛失が最も多いが、前年度からの増加はスマートフォンやノートPCの割合が多いとしている。業務で利用するスマートフォンやタブレットが増加していることが要因として考えられる。
ただしこれらの事故報告はPマーク付与事業者が事故として報告を提出したものに限られるため、実際に発生している事故件数とは異なる可能性があるので注意が必要である。