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神奈川県三浦市、職員による220万件の行政ファイル持ち出し

神奈川県三浦市は12月1日、上下水道部営業課の40代男性主任が6年間に渡り、個人情報を含む行政情報(電子データ)約220万件を持ち出し自宅で利用していることを
公表した。個人情報の件数については12月時点で約14万2千件を確認し、現在も確認作業をおこなっているという。不正に行政情報を持ち出した職員に対してはは停職6ヶ月の処分を行い、11月30日付けで依願退職をしたと報告されている。また、停職処分だけにとどまらず、三浦市は公用文書毀棄罪で三崎警察署に告発状を提出した。

個人情報には税金や経歴の情報が含まれているにも関わらず、6年間に渡りデータを外部に持ち出せる環境であり、社内の個人情報保護に関する意識や体制整備が進んでいなかったことが露見した。三浦市は、今後職員研修、内部監査やセキュリティ強化を行い、再発防止に努めていくことを公表している。近年では官公庁や市町村などでの個人情報の管理不足による漏洩や持ち出しなどの内部不正が多発しており、プライバシーマーク制度などを活用した厳重な管理が求められている。

http://www.city.miura.kanagawa.jp/hisho/press/2015/15120101.html

 

<関連情報>
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