東京都豊島区と北区、紙おむつ支給事業の委託業者から個人情報流出
東京都豊島区と北区は9月11日、要介護高齢者・心身障害者への紙おむつ支給事業を委託している業者から個人情報が流出したと発表した。発表によると、支給対象者への紙おむつ等の戸別配送を委託している業者(本社:東京都豊島区)が契約禁止事項となっている再委託を行い、さらに下請け業者間でも再委託が繰り返されていた。再々々委託業者(営業所:埼玉県川口市)は、配送先名簿に記載されている高齢者紙おむつ支給事業の登録者宛てに、当該事業とは無関係な広告チラシをダイレクトメールで発送していた。不審に思った登録者からの通報を受けて調査した結果、再委託による個人情報の流出と名簿の2次利用による流用の事実が判明した。豊島区では高齢者紙おむつ支給事業で配送名簿に記載されている登録者799名分が流出し、このうち 417件にダイレクトメールが発送された。心身障害者(児)おむつ支給事業では配送名簿に記載されている登録者124名分が流出した。豊島区と北区は、受託事業者に対し厳正な対応をしていくとともに、再委託に関するチェックの強化など再発防止に向けて全庁で取り組んでいくとしている。
・個人情報の流出について(豊島区)
http://www.city.toshima.lg.jp/012/kuse/koho/1509111720.html
・紙おむつ支給事業における個人情報の流出について(北区)
http://www.city.kita.tokyo.jp/koho/kuse/koho/hodo/topic_t/kojinjoho.html
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