早稲田大学、事務用パソコン複数台がマルウェア感染 学生や教職員の情報流出
早稲田大学(本部:東京都新宿区)は6月22日、パソコンがマルウェアに感染し、個人情報が流出したと発表した。同大学によると、6月5日、外部機関から感染の可能性を指摘され、調査の結果、事態が判明した。2014年12月11日に職員が医療費通知を装う標的型メールの添付ファイルを開封し、当該パソコンが感染。これにより管理サーバーのパスワードが盗まれ、他の事務用パソコン数台も感染した。感染したパソコンからは、学生のべ91名の学籍番号等や、事務用パソコン利用者2310名の氏名、所属と教職員番号、教職員や派遣社員884名のメールアドレスなど、のべ3308名分の情報が流出したことがわかっている。対象者には事実を報告し謝罪している。二次被害の報告は入っていない。同大学は再発防止のため、全教職員に対してメール開封時の対応や不審メールの取扱いについて周知徹底するとともに、未知のウイルスへの対策、メールの添付ファイルの検査やネットワークの監視による攻撃および情報漏えいの検知、ファイルサーバの暗号化など、セキュリティ対策の強化に取り組んでいくとしている。
・マルウェア感染による情報流出について(早稲田大学)
http://www.waseda.jp/top/information/28714