名古屋大学、海外出張中の教員が個人情報含むノートPCを盗難紛失
名古屋大学(古屋市千種区)は6月17日、海外出張中の教員が学生らの個人情報を含むノートパソコンを盗難紛失したと発表した。発表によると、同大太陽地球環境研究所の教員が国際研究会に参加するためスウェーデンへ出張中だった5月31日午後12時30分(日本時間午後7時30分)頃、ヨーテボリ中央駅内のレストランにおいて食事中に、隣の椅子に置いてあった鞄を盗まれた。男から声をかけられ会話している間のことだったという。盗まれた鞄にはノートパソコンが入っており、このノートパソコンにはのべ271名の個人情報が記録されていた。内訳は、同教員が担当していた同大工学研究科開講科目「データ解析処理論」(2013年、2014年)を受講した学生33名分の「氏名、学籍番号、成績」、学生21名分の「氏名、研究室名、卒業研究題目」、および研究所連絡一覧(学生78名の「氏名、学籍番号、メールアドレス等」、教職員139名の「氏名、職名、メールアドレス等」を登録)である。当該ノートパソコンは起動時のログオンパスワードが設定されており、「データ解析処理論」の成績についてはパスワードを設定していたが、その他についてはパスワードを設定していなかった。盗難後、直ちに現地の警察および日本大使館に被害届を提出した。また、当該個人情報の紛失に伴う漏えい等について確認を行ったが、現在のところそうした事実は確認されていない。同大は当該学生と関係教職員に対し、事実関係の説明とお詫びを書簡にて送付した。同大は今回の事案をふまえ、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の流出について(名古屋大学)
http://www.nagoya-u.ac.jp/info/post_20.html