eナースセンター、求職者の情報が本人の許可なく閲覧できる状態に
日本看護協会は4月27日、中央ナースセンターと都道府県ナースセンターが運営するeナースセンターのWebサイトにおいて、閲覧について本人の承認が確認できていない求職者情報が、eナースセンターに登録している求人施設から閲覧可能になっていたと発表した。同協会によると、求職者の情報は本来、求人施設からeナースセンターへ紹介依頼があった後に、求職者本人に意思確認を行い、承認があった場合のみ当該施設に閲覧を許可するしくみとなっている。しかし4月13日午前0時から午後4時51分の間、本人の承認が未確認の状態でも、求人施設から、紹介を依頼した求職者の情報が閲覧できるようになっていた。この件で、氏名、性別、住所、電話番号、メールアドレス、取得免許種類、看護職歴が51件、氏名のみが22件、閲覧された可能性がある。システムの移行を行った際、設定に不備があったことが原因。該当する求職者と求人施設には謝罪し、求人施設には該当の求職者情報を利用せず廃棄するよう依頼した。同センターは、個人情報取り扱いについての管理体制を強化して、再発防止に努めていくとしている。
・eナースセンター求職者情報管理に関するお詫びとご説明[PDF](日本看護協会)
http://www.nurse.or.jp/up_pdf/20150427180341_f.pdf
・eナースセンター求職者情報管理に関するお詫びとご説明(eナースセンター)
https://www.nurse-center.net/nccs/cm02/cmd0932/52