東電福島原子力補償相談センター、個人情報5名分含む損害賠償請求書1通を紛失
東京電力株式会社(本店:東京都千代田区)は4月15日、個人情報を含む原子力損害賠償に関する書類を紛失したと発表した。発表によると、同社福島原子力補償相談センターの相談窓口に4月13日、請求者が来所して請求内容の進捗状況について問い合わせた。これを受けて当該請求書の処理状況を確認したところ、請求書1通を紛失していることが判明した。紛失したのは2014年2月に同社福島原子力補償相談室社員が請求者から預った「田畑に係る財物賠償のご請求書(証憑類を含め一式)」で、請求者を含め5名の個人情報(氏名、住所、請求内容等)が記載されている。同社は15日に福島警察署に紛失届けを提出し、紛失したと思われる箇所を捜索しているが、現時点で発見できていない。紛失原因は、預った請求書を同社事務所間で授受する際に、本来定められた方法を守らなかったことにあるという。同社は今後、預った請求書の取り扱いルールを再徹底する。また、請求書の処理状況について総点検を実施し、今後も定期的に点検を実施することにより、個人情報を含む原子力損害賠償に関する書類の厳重・適正管理に努めていくとしている。
・原子力損害賠償に関する書類の紛失について(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2015/1249728_6818.html