横浜市大付属病院、心理療法士が患者200名の心理検査報告書含むUSBメモリー紛失
横浜市立大学附属病院(横浜市金沢区)は4月10日、患者約200名の個人情報を含むUSBメモリーを院内で紛失したと発表した。発表によると、同院の心理療法士が4月8日午前8時30分、同院3階の心理検査室において、患者約200名の個人情報を含むデータをノートパソコン(固定ワイヤ付)からUSBメモリーに取り込み、同一階にあるデイケアルームに持参した。同45分、同ルームで復職支援プログラム実施のため、USBメモリーを取り付けようとしたところ、持参したはずのUSBメモリーがないことに気づいた。直ちに室内を2人で探したが発見できなかった。同日午後12時~18時に心理療法士を含む精神科スタッフで、翌9日午前9時~11時は精神科全体で、同日午後2時~3時には清掃業者等の協力も得ながら捜索したが、発見できなかった。当該メモリーには、患者約200名の心理検査報告書(氏名・カルテ番号・生年月日・年齢・性別・心理検査結果)が記録されていた。同学は学内ルールとして、USBメモリーで個人情報を扱う場合はメモリーやファイルにパスワードをかけること、個人情報が入ったメモリを保管する場合は収納場所を施錠管理することを定めている。同院は今後、個人情報の取扱いルールについて周知徹底を図るとしている。
・患者の個人情報を記録したUSBフラッシュメモリの院内紛失について[PDF](横浜市大付属病院)
http://www.yokohama-cu.ac.jp/univ/pr/press/pdf/150410.pdf