多摩都市モノレール、遺失物に関する顧客の個人情報101件を紛失
東京都と共に多摩都市モノレールを運営する多摩都市モノレール(東京都立川市) は3月4日、同線の立川北駅で遺失物に関する個人情報を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは2014年2月に同社に遺失物の捜索を依頼した顧客の個人情報(氏名、電話番号)約10件と、同月に同社に届出があった遺失物に関する個人情報91件。91件の内訳は、遺失物を引き取った顧客の情報(氏名と住所)73件、遺失物の定期券を引き取った顧客の情報(氏名、住所、年齢、性別、利用区間)15件、遺失物の定期券に記載された顧客の情報(氏名、年齢、性別、利用区間)3件。同社では、遺失物の発見日時・場所・品名(定期券については定期券記載の情報)等を記載した個票および台帳を作成し管理している。遺失者から申し出があった場合、本人の氏名、住所を記録したうえで遺失物を返還している。また、顧客から遺失物について問い合わせがあった場合は、氏名と電話番号を記録し、遺失物の捜索を行っている。これら遺失物の帳票類については立川北駅の管理所内で施錠管理し、保存年限の1年が経過したのち、同所内のシュレッダーにて廃棄処理している。2月28日午後11時30分頃、駅係員が翌3月1日に廃棄予定の2014年2月分の帳票類を確認したところ、書類の一部が見つからなかった。社内調査の結果、駅係員が書類の保存年限を誤って廃棄した可能性が極めて高く、紛失した顧客の個人情報が外部へ流出した可能性は極めて低いという。同社は該当顧客に郵送で事情説明をした。現在のところ、紛失した個人情報が不正に利用された等の情報は確認されていない。同社は全社員に対し、個人情報の厳正な取り扱いを徹底していくとしている。
・個人情報の紛失について[PDF](多摩都市モノレール)
http://www.tama-monorail.co.jp/info/list/mt_img/270304_jouhou.pdf