慶應義塾大学、定期健診の胸部レントゲンフィルム9336名分を紛失
慶應義塾大学(本部:東京都港区)は1月19日、定期健診で撮影した胸部レントゲンフィルム9336名分が所在不明となっていることを発表した。発表によると、同大学ではレントゲンフィルムを5年保存と定めているが、1月6日、2013年春の日吉キャンパス実施分が所定の場所にないことが判明した。昨秋に誤って廃棄処分した可能性が極めて高いとみられている。また、このうち191名分については、氏名と学籍番号が特定できる状態で処分業者に搬出していたことがわかり、該当者には謝罪の文書を送付するという。廃棄処分の委託先においては、全量が機密書類として扱われ、すでに焼却等の処理が完了している。文部科学省に報告済み。同大学は、健康診断関連文書等の管理体制を見直し、再発防止に取り組むとしている。
・定期健診時レントゲンフィルムの誤廃棄(お詫び)[PDF](慶應義塾大学)
http://www.hcc.keio.ac.jp/japanese/information/student/examination/xpowabi20150119.pdf