島根県雲南保健所、個人情報含む書類を誤送付し不適切な対応も
島根県は8月30日、雲南保健所(同県雲南市)において、個人情報を含む書類の誤送付と不適切な対応があったと発表した。県によると、同保健所では8月28日、A氏に「特定不妊治療費助成金振込通知書」を郵送したが、封筒内にB氏の住民票コピーが混入していた。住民票には住所、氏名、性別、生年月日、続柄が記載されている。封筒を受け取ったA氏は翌29日に同保健所へ事態を連絡したが、担当職員は郵送で住民票を返送するようA氏に返答。A氏は不安を感じて県庁に情報を提供した。県庁から連絡を受けた同保健所では、A氏宅とB氏宅を訪問して謝罪し、当該住民票を回収した。同保健所では当該助成金の申請書をファイルに綴って保管しているが、B氏分がファイル内で離散してA氏の書類に紛れ込み、誤送付に至ったという。また、A氏からの情報提供については担当職員のみが対応しており、情報が所内で共有されていなかった。同保健所では再発防止のため、文書を申請者に送付する際のダブルチェックを徹底するほか、申請書類をファイルに保管する際に漏れがないように確認し、ホッチキスで止めた後ファイルに綴じるなどの対策をとるとしている。
・個人情報の不適切な取り扱いについて[PDF](島根県)
http://www3.pref.shimane.jp/houdou/files/55BCCDDF-3F9F-4791-B2A1-D7AE898402BA.pdf