国立長寿医療研究センター、患者と家族の情報含むUSBメモリーを紛失
高齢者医療の研究と診療を行う国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)は8月29日、患者と家族の情報を記録したUSBメモリーが3月4日から所在不明となっていると発表した。同センターによると、機能回復診療部のスタッフが病院内で紛失した。メモリーには、患者1名の家屋を訪問した際の動画データが記録されており、患者と家族が写っている。メモリーにパスワードロックや暗号化は施されていない。当該患者には経緯を説明して謝罪した。個人情報の外部への流出は確認されていない。同センターは、個人情報の管理について全職員に注意喚起を行うとともに、管理者による職員の記録媒体処理方法と保管状況の確認、個人情報に関する取扱い研修の実施、定期的な監査等により、再発防止に努めていくとしている。
・USBメモリーの紛失と再発防止について[PDF](国立長寿医療研究センター)
http://www.ncgg.go.jp/pdf/topics/USBthumdrive_lost_and_relapse_prevention_20140829.pdf