山形公共職業安定所、FAX誤送信で求職者1名の個人情報漏えい
山形労働局は6月20日、山形公共職業安定所(山形所)で求職者の受講申込書をFAXで誤送信する事故があったと発表した。発表によると、職業講座の受講申込書は通常、希望者が講座実施施設に直接提出することとなっている。しかし、Aさんの希望する職業講座の募集締切日が間近に迫っていたため、山形所職員はその希望に配慮し、4月21日に提出先に申込書をFAX送信した。5月7日夕方、Aさんが山形所の付属施設を訪れ、受講申込み先から連絡がない旨を申し出た、翌5月8日、山形所が講座実施施設に確認したところ、申込書は届いていない旨の回答があった。その後、FAXの送受信記録から、誤ってBさん宅に送信していたことが確認された。同日、AさんとBさんに経過説明と謝罪をした。Bさんに誤送信した申込書は破棄されており、回収できなかった。山形所は5月9日に緊急幹部会議を開き、経過を説明し、個人情報の適切な管理・取扱いについて再度徹底するよう指示した。また同日、非常勤職員を含む全職員に対して再発防止の徹底を図った。山形労働局は、5月21日に開催した全署・所長会議において、個人情報の適切な管理と漏えいの防止について指示した。個人情報記載文書のFAXは原則禁止することについて説明し、緊急やむを得ない場合の個人情報記載文書の FAX送信に係る業務取扱いを定め、ルールを明確化した。
・山形公共職業安定所における FAX 誤送信について[PDF](山形労働局)
http://yamagata-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/yamagata-roudoukyoku/info/soumu/kikaku/pdf/H26/2014620gosousinn.pdf
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