住友生命保険、顧客3万2903名分の個人情報漏えい
住友生命保険(本社:大阪市中央区)は8月22日、国や地方公共団体等が差し押さえた保険契約の解除手続き等をめぐり、開示する必要のない個人情報を誤って開示していたと発表した。発表によると、同社では一般顧客が手続きを簡便に行えるよう、あらかじめ住所、電話番号、保険料振替口座等を印字した請求書等を利用しているが、これを債権者、質権者からの請求の場合にも一律に使用していたことが漏えいの原因。漏えいしたのは3万2903名分の情報で、名寄せ後は3万2584名分。漏えい先は、3万2369人分が国や地方公共団体などの公的機関で、534人分が公的機関以外の債権者、質権者や、保険契約者。漏えいした情報が不正に利用された事実は確認されていない。該当者には謝罪の文書を送付している。同社は、全ての顧客向け書類を点検し、事務手順等を改正しているという。また、今後、顧客向け書類を新規に作成する場合は、情報管理部署による確認を行うとともに、定期的に事務および顧客向け書類の点検と見直しを行うとしている。
・個人情報の漏えいについて[PDF](住友生命保険)
http://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2013/130822.pdf