JTB、電車内にバッグを置き忘れツアー参加者591人分の個人情報紛失
大手旅行会社のJTB(本社・東京都品川区)は9月30日、同社埼玉支店の社員がツアー参加者591名分の個人情報が入ったショルダーバッグを紛失したと発表した。9月28日午後9時前、同社員が帰宅途中の電車内に置き忘れたもので、下車した列車が出発直後に気づき、駅係員に報告、当該列車を捜索したが発見できなかったという。紛失情報は紙と記録媒体に保存された名簿で、9月と10月に出発する1泊2日の旅行参加者591名分の氏名、年齢、住所、電話番号など。同社によれば、該当顧客全員にお詫びと報告の書面を持って訪問しており、9月30日現在、顧客情報が不正に利用された事実や第三者からの接触はないという。同社は今年5月にパソコン盗難事故が発生した後、個人情報管理を重要な経営課題として取り組んできたが、今回の事故を真摯に受け止めてさらに信頼回復に努めていくとしている。
・リリース(JTB)
http://www.jtb.co.jp/privacy/privacy_050930.asp